会議の前に、上司の表情を見る。
疲れているのに、「大丈夫です」と笑う。
顔色を窺うクセを、直そうとしていませんか。
この記事で分かるのは、直さなくていい理由です。
気づけば選択肢が生まれ、選択権は自分に戻ります。
先に、大事なことをお伝えします
「顔色を窺うクセ」そのものは、悪者ではありません。
料理の塩と同じです。
塩があるから、味が立ちます。
振りすぎると、料理は壊れます。
問題はクセではなく、バランスの崩れです。
顔色を窺うクセを、直そうとしていませんか
真面目な人ほど、クセを敵にします。
「空気を読む自分を、なんとかしなきゃ」と責める。
会議で、言いたいことを飲み込む。
相手の反応を想像して、先に折れる。
家に帰ってから、ため息をつく。
「なんで言いたいことが言えないんだろう」と。
責めるほど、クセは奥へ潜ります。
くすぶったままで、いいのでしょうか。
本音が言えない夜に、何が起きているか
無意識だから、いつの間にかやってしまう。
無意識だから、やり過ぎてしまう。
やり過ぎると、バランスが崩れます。
相手の機嫌で、自分の一日が決まります。
本音は後回し。
心は、満たされません。
放置すると、自分を責める夜が増えます。
悪いのはクセではなく、自分を責めてしまうことです。

でもさー、そのクセって直した方がよくない?
自分軸で生きたいなら、空気なんか読まない方がいいでしょ。



かつてのわしも、そう思っておった。
クセそのものを、捨てようとしたんじゃ。
でもな、塩を全部抜いた料理は、味がせん。
問題は塩ではなく、振りすぎておることじゃよ。
傍から見れば順調でも、心は満たされなかった
僕にも、同じ経験があります。
というより、僕の人生はずっとこれでした。
学生時代は毎年学級委員長。
友達も多くて、楽しい学生生活でした。
社会人になってからは、営業で結果を出してきました。
コンテストも達成して、優秀社員として表彰されたこともあります。
傍から見れば、順調です。
でも、内側は違いました。
他人軸で、自分の価値を測っていた
親の顔色。先生の顔色。友だちの顔色。
上司の顔色。お客様の顔色。
誰かの期待に応えられているかどうかで、自分の価値を測っていました。
これを、他人軸と呼びます。
自分のものさしではなく、他人のものさしで生きることです。
今でこそ気づくことができましたが、全ては無意識にやっていたことです。
どれだけ結果を出しても、「足りない」が消えない。
テストの採点みたいに、100点から「できていないところ」を引いていく。
何点取っても、目に入るのは足りないところ。
だから、頑張っても頑張っても、心は満たされませんでした。
「足りない」が消えない仕組みは、セルフイメージとも深く繋がっています。
セルフイメージを変えれば人生が変わるでも、同じ根っこを書いています。
営業で結果が出たのも、同じクセのおかげ
ここで、話をひっくり返す必要があります。
表情の変化に気づけるということは、人の心の動きによく気づけるということです。
相手が何を求めているか、察することができるということです。
実際、僕が営業で結果を出すことができたのは、間違いなくこのクセのおかげでした。
お客様のちょっとした表情の変化に気づいて、先回りして動く。
それで喜んでもらえたことが、何度もありました。
隠し味としての塩は、ちゃんと効いていたのです。
同じクセが、強みにも弱みにもなる
同じクセが、ポジティブにもネガティブにも転ぶ。
全てはバランスです。
問題は無意識にやってしまうことであり、バランスを崩してしまうことです。
逆に言えば、気づくことさえできたら、選択肢が生まれます。
自分軸へ戻るための、小さな選択
今、この瞬間、顔色を窺おうとしている自分に気づくことができたら。
察する力として使うのか。
それとも、本音を優先するのか。
気づくことで選択肢が生まれます。
選ぶことができるということは、選択権が自分にあるということです。
無意識を、意識に上げる。
気づいた瞬間に、初めて選択肢が生まれます。
ここが、自分軸へ戻る入口。
自分の本音を、真ん中に置く生き方です。
外側をいくら変えても、内側のクセが無意識のままだと、同じことが起きます。
答えは自分の中にあるという話も、同じ向きです。





じゃあ気づいただけじゃ、変わらないじゃん。



その通り。気づいただけでは、変わらん。
気づいて、変える。
そして、それを続ける。続けることが大事じゃ。
まとめ。選択権は、自分にある
そのクセは、直さなくていい。
直す対象は、クセそのものではありません。
無意識のまま、振りすぎてしまうことです。
気づけば、選択肢が生まれます。
選べれば、選択権は自分の手にあります。
あなたがダメなのではありません。
ただ、気づいていないだけ。
変わりたいのに変われない感覚がある人は、こちらもあわせてどうぞ。
今日からできること
まずは、これを一つだけ。
今夜、相手の表情を気にした場面を、1つ思い出す。
責めなくていい。「あったな」で十分です。
僕もまだ途中です。
同じクセに、何度も出会います。
少し、振り返ってみてください。
あなたが最近、相手の表情を気にした場面はいつでしたか。
そのとき本当は、何と言いたかったですか。
そして、次に同じ場面が来たら、どちらを選びたいですか。
顔色を窺えるほど人の心に敏感なあなたなら、自分の心の声にも、必ず気づけるようになります。
他人の顔色や機嫌ではなく、自分の本音を大切にする。
その小さな積み重ねの先に、自分軸の人生があります。
今日も、心のどまんなかで。





